味噌の栄養成分ってどういうものなの?

このページは、味噌の栄養成分、効果、味噌汁について書いた記事です。

2015/07/12 19:37:12

味噌の栄養成分ってなに?効果は?

朝起きてまず初めに、
「あ、胃がおかしい」
「うわ、胃が重い」
「背中もだるい……」

 

など鬱々とした気分にさせられたことが誰しもあるでしょう。過去に現在にないですか? 筆者だけですか? そんなの嘘だ……。

 

とはいえ今はすっかり改善されていますが、ちょっと前までは(2ヶ月くらい前)筆者はそんな嫌な苦しみを寝起きに味わっておりました。軽く水を吸った綿でも乗っているかのような、そんな妙な違和感が腹部にあったのです。

 

胃潰瘍かと疑った時もありましたが、そんなことはなくて一安心……けれど形容しがたい鈍痛は確かにあったのです。前々日や前日の食べ過ぎだったり飲み過ぎだったり、或いはそんな差し当たって理由が見つからないような漫然としたものーー主に身体の歪み、だったりしたのでしょう。こんな経験は筆者だけ、というのはさすがにないと思いますが、どうでしょう?

 

ちなみに背中のだるさも胃の不調から連鎖するものだと推測できます。主に胸椎の歪みですね。
そして、そんな辛い朝に、苦しむ胃を少しでも救ってくれたのが、

 

味噌汁

 

でした。極論、飲まないとその日は「調子が悪くなる」ほどには影響力のある品かと思われます。荒れた胃に、疲れ気味の五臓六腑にじんと染みる味噌と出汁の香りは、人にとって必要不可欠……辛い朝を迎える度に、その朝に味噌汁を口に運ぶ毎に、そんなことを考えたものです。

 

そりゃあ筆者も一日本人として昔から口にしていた味噌汁でありますから、味噌汁を飲まない日は調子が狂ってもそりゃ当然、だと思われるでしょうが、それとはまた別に”味噌”には人に活力を与えるチカラがあるのだと、筆者は感じ取っておりました。それも幼い頃より。「味噌すげぇ」「味噌は俺にチカラをくれるんだ」「ラーメンも味噌味にしよう」などと、あたかも味噌を崇拝し、味噌のパワーを感覚的に見抜いておりました。
なんだか”手前味噌”になってしまいましたね!

 

……はい、これが言いたかっただけです。子供の頃は単に味噌の味が好きだっただけです。味噌が凄い食品だなどとは1ミクロンほども考えたことはありませんでした。非礼をお詫び申し上げます……。

 

でも今は、違いますよ!

 

きっと大人になれたのでしょう……味噌がどれだけ有難い食品か、一人暮らしを続けるに当たって、日々身に染みております。味噌の効能を思い描きながら、口に運ぶことを喜びとしています。
1人だって味噌があれば寂しくない! 食す度に胃に腸に染み渡り、食を摂る喜びを感じるのです。

 

1人でも味噌があれば生きてゆける!

 

もう既に”味噌”の効能を知っておられる方も多いかと存じますが、今日は筆者が筆者による皆様のための”味噌講座”を開催して参りたいと思います。暇であれば……いえ、味噌が好きならば、いやどんなに嫌いでも、もう味噌でも嘘でも木曽でもアルプス山脈と間違えても構わないから、ぜひ御一読の程を……お願いします!!!

 

暑苦しいでしょうか。味噌の植物性乳酸菌は熱に弱いので、ここら辺にしておきます。味噌に優しくするように、適度な温度でご紹介して参りましょう。

 

味噌の効能とは

「味噌の効能って、なにー?」

 

読者様の身体は既に分かっておられるかとは思いますが、やはり人間ヘッドが理解しなくては食指も動きませんよね。書き並べていきましょう。

 

……と、その前に味噌の有効な栄養成分をざっと。

 

味噌の栄養成分

・ビタミンE(老化防止)
・サポニン(↑〃)
・大豆タンパク質(血圧上昇防止、脳血栓予防)
・リノール酸(老化防止、コレステロール抑制、動脈硬化予防)
・植物性ステロール(コレステロール抑制)
・大豆レシチン(細胞膜の活性化。若返りの栄養素)
・食物繊維(整腸作用)
・ペプチド(生理活性作用)
・イソフラボン(女性ホルモン、エストロゲンに似た働き。女性的美しさの向上)

 

大豆に含まれる栄養素はもちろんのこと、大豆タンパク質が発酵することによって得られる”アミノ酸”など、この他にもたくさん人にとって良い成分を含みますが、一々書いたところであまり意味を成しませんよね。きっと忘れてしまうでしょうから。

 

「これこれの成分がこういう影響を齎してくれるか」を知ることより、「自分の身体にとって必要な成分がどれだけ含まれているか」をきちんと理解する方がずっと重要です。前者は栄養学の蘊蓄を傾けるなら必要な知識でありましょうが、そんなものは結局忘れてしまうのがオチです。脳が必要としていないからでしょうね。

 

ですから、味噌が”自分にとってどんなにたくさんの効能を与えてくれるのか””内臓の働きを助けてくれるのか”をよくよく知ってくださいませ。そうすれば、自然と味噌に手が伸びるようになるはずですので。人間、自分に必要なことは覚えられるようにできています。

 

普段使わない英語や数学などできなくても、不自由を感じることは少ないでしょう。食事は人が成り立つ上での基本ですから、自分にとって良い食品とあらば自然に頭に入るはず。はずです。

 

何かしら食事に関わる際に、常に味噌が頭の隅にあればもう完璧です。「あ、どうせなら味噌味にしよう」と思えたら、もう立派な”味噌人”です。共に”味噌人”になりましょう。

 

「味噌は身体にいいってのはなんとなくわかるんだけど、どこら辺がいいのか説明して欲しいなー。それを理解していた方が、食べる時に効果を実感できそうだしさ」

 

ーーその通りですね。たとえプラシーボ効果(思い込み)であっても、それがいくら思い込みとはいえ、意識が変われば幾十とも見え方が変わってきますよね。自分自身に方便を取るということなんでしょうか。
では説明して参りましょう。

 

味噌はまず、
先ほどちらりと触れましたが、

 

”胃に優しい”

 

のですね。染み渡る、という感覚は正しかったのです。胃潰瘍や十二指腸潰瘍を防止してくれます。胃潰瘍とは主に40歳以降の方に多く見られる病気でして、胃酸の分泌が少ないことによって引き起こされる傷。

 

平たく言えば、極度の炎症です。十二指腸潰瘍も同様ですね。こちらは20代に多く見られる病気だそうですが……まぁ精神的不安定より引き起こされるものでしょう。胃潰瘍も十二指腸潰瘍も社会におけるあらゆる圧にもがき苦しんだ結果の病なのではないかと筆者は考えおります。

 

味噌はそれを”癒して”くれるのです。毎朝毎晩味噌汁を飲めば、胃潰瘍や十二指腸も安らぎを覚えることでしょう。
読者様も朝一番に味噌汁を口に含んだ瞬間は、その一瞬だけは、嫌なことを忘れられているのではないでしょうか。

 

筆者は朝に味噌汁の出来を確かめる、あのオタマで救った少量の味噌汁を口に含む瞬間「今日が始まった」と、腹部より活力が起こるのを感じます。コレほんとですからね!誇張じゃないですよ!

 

そしてですね、他にももちろん効果を発揮してくれます。

 

  • 胃ガン
  • 肝臓ガン
  • 乳ガン

 

眉をしかめるほど、はなはだ嫌な響きですね。そんな決してなりたくはない病を防止してくれると言われています。それぞれ、大豆の有効成分によって抑制されることはもちろん理に適っています。タンパク質が発酵によってアミノ酸になったと先ほど申しあげましたが、そのアミノ酸は消化促進を齎してくれます。

 

消化促進がもたらされるということはつまり、それだけ内臓がせっせと働かずに済むのです。スムーズに消化し、便としてスムーズに輩出される作業をとんとん拍子で行うことができるのです。

 

過度に労働しない内臓は健康でいろれることができるーー細胞の劣化もなく、況してやガン(細胞の異常分裂化)になることなどない、というわけなのです。乳ガンについては”イソフラボン”ですね。味噌に含まれる植物性のエストロゲンーーフィトエストロゲンが乳ガン防止の役割を担ってくれます。女性的ホルモンは増えればいいことばかりなのです。

 

味噌は酵素を持つことにより、大豆より遥かに吸収率が良いとされています。エストロゲンを増やしたい方は、大豆製品より味噌をお勧めいたします。確実に美容にも効果を発揮してくれる成分を含んでいます。

味噌と熱の関係

「凄いね、味噌って。ーーそういえば冒頭の方で、味噌の乳酸菌は熱に弱いって言ってたけど、それってどのくらい弱いの? 死んじゃうと効果ないんだよね?」

 

ーーそうなんですね。熱には弱いんです。そしてやはり、死んでしまっては、人に最大限の効能を与えてくれることは無くなります。
ですから、味噌汁は、

 

”48度未満で!”
が酵素にとって最適ですが、それはちょっと厳しいかもしれないので、
”65度未満で!”

 

仕上げることを目的とすれば、味噌の酵素は極力死なせずに、読者様の腸の中に入り、消化を助けてくれることでしょう。まぁ48℃が最高なんですけどね。筆者は味噌汁を作るときは沸騰させずにおくことを大前提とし、「もうごくごく飲めるだろうなぁ」くらいの感じで、味噌をゆっくり溶かし入れてております。それでも十分効果は見込めるかと。これはあくまで経験上ですが。

 

それと、ヨーグルトを含む乳酸菌は大抵胃酸で死滅してしまうと言われていますが、味噌の場合は違うのではないかと筆者は勝手ながら考えております。体質的なこともあるかと思いますが、市販のヨーグルトなどはどうも腸にとってあまり意味を成さないように思います。寧ろ悪い時もあります。便がユルユルになってしまったりと……。味噌を取っている時はお通じも万全です。抜かりなく毎日元気に快調です。酵素菌の持つ生命力に違いがあるのかな、と考えております。

 

ですが。
ここが重要です。

 

市販で売られている味噌はあまり推奨致しません!
できるなら、ほんとできるなら、お金は多少掛かりますが、

 

天然麹

 

を使った味噌にしてください。ぜひぜひそうしてください。人工酵母で作った味噌では、そもそも大量生産を目的としていますから、菌の生態を安定させるように設計されていないのです。成長を”急がせて”いますからね。菌が弱って成長してたって、売れれば問題ないのです。
天然麹を使った味噌は、蔵に伝わる自然な方法で味噌を発酵させているので、菌にも活力があるわけです。つまり生きる力があるのです。当然、そんな活力のある味噌を身体に取り入れれば、自分にも良い影響が出るのは明白。自然に勝るものはありませんね。豊富なビタミン、ミネラル、それから気品高い香りも請け合いです。

 

筆者は、星六というところから味噌を取り寄せています。大抵2年味噌ですかね。口にした瞬間「これぞ味噌」という感激と共に、どこか懐かしい感覚を味わえますよ。オススメです。

 

さて、読者様もこれで多少なりとも味噌人になることができましたでしょうか?
「とりあえず、味噌」
と、頭の片隅に忍ばせていることができたら幸いです。居酒屋などにいったら「とりあえず、生」より「とりあえず、味噌」で味噌料理を注文されるとよいかもしれません。揚げ物などで疲れた胃をほぐすために、味噌を進んで活用しては如何でしょうか。きっと翌日、或いは翌々日に、胃もたれに悩まされることも少なくなるでしょうから。

 

ーーでは、最後に。

 

「でも塩分がなぁ」

 

味噌の塩分について

そうです、それについて一言。
味噌汁を飲むことによって”塩分”を気にする方も多くいらっしゃると思いますが、全く気にしなくても結構です。問題ないそうです。

 

さる大学の方でそうした研究結果も出ています。味噌にも含まれるカリウムで塩分は輩出されてくれますし、そもそも味噌で取る塩分は、高血圧にならないどころではなく、高血圧を抑制する働きも研究によって証明されているそうですよ。

 

飲み過ぎはもちろんいけませんが、朝晩くらいは摂った方がより健康でいられるかと。”2杯”は飲むといいのだそうです。飲まない人より飲む人の方が高血圧症にならないというのだから驚きです。まぁそういう成分ーー大豆タンパク質が多量に含まれていますから、頷けますね。血管に良いのは間違いありませんし。

 

ですからぜひ、
味噌汁は一日”2杯”飲むようにしてください。

 

そしてなるべく、
”48℃~65℃”に仕上げて、ですよ!

 

ぜひ読者様の綺麗な鼻腔と舌で、美味しく有難く召し上がってくださいませ。

 

以上、味噌人による簡単味噌講座でした。人間にとって味噌は重要、必要不可欠な食品でありましょう。健やかなる時も、起きる時も寝る時も……味噌を忘れずにいてあげてください。

 

ではでは!